大阪梅田のワタナベ眼科(ディアモール大阪内)|ドライアイについて

2012年10月24日のNHKの「ためしてガッテン」で、目薬で実用視力が上がると報道されました。実用視力とは、視力表を見る時に、瞬目(まばたき)した直後は良く見えていても、見続けると眼が乾いて見えづらくなり、その時の視力を定義しているようです。従って、眼が乾きやすい人に目薬をさして涙を眼の表面に多く保持することで実用視力が下がりにくいことになります。そこで、ジクアス(ジクアホソルナトリウム)点眼薬を点眼してもらうと、涙の量が増え、ムチンの分泌量も増え、実用視力が上がります。コンピューターを見ていると視力が落ちるという方は、一度、ドライアイがないか診察を受けてください。
ドライアイは、眼が乾くという自覚症状があるだけで傷などがない軽度なケースから、治療をしても、常に眼の表面に傷ができている重症なケースまでいろいろあります。
ドライアイの原因は、涙の量の問題と涙の質の問題があります。
涙の質を改善することや分泌量を増やすことは難しいのですが、蒸発量を増やさないようにしたり、涙型の点眼薬で涙を補充したりして治療を行います。
涙の分泌量が少ない人
健常人では、涙の分泌量のたった6%だけが涙の表面から蒸発します。しかし、分泌量が10分の1しかないドライアイの患者さんにとっては、眼の表面からの蒸発量は60%以上になるため、眼の表面から蒸発する涙の量を減らすことが大事です。
コンタクトによって起こるドライアイ
眼鏡に比べるとコンタクトレンズ装用中は、涙の油層などの乱れや表面積の増加から、涙の蒸発量が増加します。
したがって、ドライアイ症状が悪化する人にはコンタクトの装用を中止して、眼鏡にかえてもらいます。
瞬目が浅い人や寝ているときに薄目を開けている人などにはコンタクトレンズは勧めません。
主なドライアイ症状は、ハードレンズの場合は夕方以降充血してきます。ソフトレンズの場合はレンズそのものが乾いてゴワゴワした感じになってきます。
なぜ、夕方からドライアイ症状になるのか?
涙の量は、午前中は多く、午後から徐々に少なくなってきます。そして、寝てしまうとほとんど涙の分泌はなくなります。したがって、夕方から症状が出てくる人が多いようです。涙の量が極端に少ない人は、昼すぎから症状が出てきます。
また、コンピュータの作業をする人は、モニターをみつめるため、瞬目の回数が少なくなり目の表面が乾いてきます。通常は、1分間に20回以上行う瞬目が、5〜8回に減ってしまいます。
対策としては、わざと瞬目を増やすか、涙型目薬の頻回点眼、ヒアレイン点などの点眼薬の使用が有効です。
どうしても、ドライアイが治らないが、コンタクトレンズも使用したい。
ワンデーアキュビューのように汚れが付きにくいレンズを選びます。汚れがつくと表面積が増えて蒸発量が増えるので、できるだけ汚れがつかないレンズを選ぶことが大切です。また、鼻のほうへ涙が抜けていかないように、涙点プラグで栓をしてしまう方法もあります。(ご相談下さい)
ドライアイについてとくに注意して欲しい職業
  • キャビンアテンダント(スチュワーデス)
  • コンピュータ業務を行う人(銀行、コンピュータプログラマー)
  • 深夜勤のある医師や看護師(特にクリーンルームでの勤務)
  • 自転車・オートバイに乗る人、長時間車の運転をする人

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